韓国旅行記】釜山で食べたホヤたっぷりムレ

この日はバスに乗って釜山の沙上（ササン）にある「釜山西部バスターミナル」に行ってきました。
宿泊しているのは昌原、釜山までは40分ほどで、料金も3700ウォン（約370円）とすぐに出かけられる距離。



途中、在来線の昌原駅にも寄ってみましたが、その時は釜山まで行く電車が2時間後しかなく、諦めてバスターミナルまで戻りました。やはりバスの方が便利なようです。昌原駅はとても綺麗で待ちやすそうだったので、時間が合えば利用したいです。



そして釜山西部バスターミナル（부산서부버스터미널）に到着。



2012年にリニューアルオープンをしたとのことでとても綺麗で広々としています。構内にはダイソーやフードコートもありました。

ただ、よく釜山西部バスターミナルの情報が書かれたサイトには「クレジットカード使用可」と書いてありますが、実際に使おうとしたら「韓国国内のカード会社のみ使用可」とのことだったので、私が持っているような外国のクレジットカードは利用できないとのことです。昌原や馬山のバスターミナルも同じことを言われて使えませんでした。しかし老圃にある釜山総合バスターミナル、慶州や蔚山のバスターミナルでは外国のカード会社も使えました。クレジットカードをご利用になる際はご注意下さい。



バスターミナルを降りて空腹に気づきしばらく周囲をぶらぶらしていると、色々なお店が目に入りました。麺類、とんかつ、などなど。その中でもひときわ美味しそうだったのがこちら。大通りから一本入った路地にあるカラムフェッチッ（가람횟집）。直訳だと川刺身店、でしょうか。



お店の中には常連さんらしきグループがいて、お店のお母さんと話に花が咲いていました。入口側にテーブル席が2つほど、奥側に座敷のテーブルが6つほどあります。私は座敷に通してもらいました。

メニューを見てみると、刺身店ならではのメニューがずらり。赤文字で書かれた「穴子の刺身」にも惹かれる。。。



そして暑い中歩いてきたのでとにかく冷たいものが良いなぁと海産物ムレ（해물물회）に決定。ムレは直訳すると水刺身、甘酸っぱい辛い、コチュジャンと梨の甘さが加わったような出汁に刺身がいっぱい入っていて、その汁でご飯を食す、という夏バテ気味のお腹にもどんどん入ってしまう美味しい韓国料理です。ムレの本場は慶尚北道の浦項で、私の今までの経験だと一人前が大体10000～15000ウォンくらいです。こちらの海産物ムレは10000ウォンでした。



ここのお店のムレが嬉しかったのはこちら、私の大好物である、



ホヤ（멍게）がたっぷりと入っていました。これは嬉しい。以前、江原道束草でムレを食べた時にもホヤが入っていましたが、韓国の沿岸ではこの時期よくホヤが穫れるのでしょうか。ポイント高すぎです。



ちなみにこちらはホヤの殻です。もちろん固くて食べられません（笑。ごはんの蓋に入れました。



写真は少しぼけてしまいましたが、こちらはナマコ（해삼）。とにかく新鮮で歯ごたえがあって美味しい。



出汁にはコチュジャンがたっぷりと入っているので結構辛いのですが、梨やキュウリなどでまろやかになっているのか、野菜類と一緒に食べるとそんなに気になりません。

Tシャツの襟周りにムレの出汁であろう赤いシミをこの後発見しましたが、シミに気づかないくらい、一気に食べたムレでした！ご馳走様です。