カンナユリのブログ

ラジオパーソナリティ、番組編集、BGMやジングルの制作もしているカンナユリです。『旅するK-POP』全国コミュニティFM各局から放送中。

仙遊島スカイサンラインに挑戦

結論、これはクセになります。

 

仙遊島(ソニュド)スカイサンラインを体験してきました。

ここ全羅北道群山の仙遊島にあるスカイサンラインは、地上45mの高さから海を横切るように一気に降りていく、というアミューズメント施設です。一気に横切る長さは何と700m。高さと長さを例えるなら、新宿駅の駅ビル10階部分から代々木駅まで一気に降りて行く長さです。

f:id:Kanna_Yuri:20190818141304j:plain

仙遊島スカイSUN、なんと45mの高さ!

タワーを見たときすぐにスカイサンラインに挑戦してみたいと思ったのですが、あいにくこの日はロングスカート。もっと動きやすい服装にすれば良かったと後悔しながら、ダメ元でスカートでも挑戦できるか受付に尋ねたところ、あっさりとOK。スパッツを貸してくれるそうです。良かった。

 

そうとなれば早速申し込み開始。受付で一般料金20,000ウォン(日本円で約2,000円)を支払い、貴重品など荷物を預け、スカイサンラインの説明を受け、安全器具とグローブ、ヘルメットを装着しました。

 

そしてこの日はあいにくの雨、しかも台風9号の影響で大粒の雨が断続的に続いています。びしょ濡れになることを想定して、装具の上から雨合羽も着ました。雨に関しては止んだ瞬間を狙ってスタートするので大丈夫とのこと、頼もしいです。

 

準備が整ったところでいよいよエレベーターで上の階へ。エレベーターを降りると絶景が待っていました。

f:id:Kanna_Yuri:20190818142136j:plain

スカイSUNのエレベーターを降りると海水浴場を一望できます

遠くまで見通せる見事な絶景、と同時に足が震えてきました。この高さを飛び降りるのです。

 

一人、また一人とスタートする度に歓声が上がっていきます。動画を撮りながら実況中継するカップル、友人同士で楽しんでいるおじさん達、色々な人が楽しそうに大笑いしています。

f:id:Kanna_Yuri:20190818142936j:plain

スタート台に向かう列、雨の日のためみんな雨合羽を着用

途中急な雨に見舞われて待つ時間もありましたが、15分ほどでようやく自分の番に。いよいよです。心の準備ができているのか考える間もなくスタート台に促されます。

f:id:Kanna_Yuri:20190818143407j:plain

前の人もスタート、次はいよいよ自分の番

その辺りからは言われたとおりの場所に立ったり、言われたロープを握ったり、確認したり、とにかく緊張して係員のお兄さんの指示に従うだけでした。

f:id:Kanna_Yuri:20190818143704j:plain

今さらながら雨降って中断しないかなと考えてしまう

この時は緊張のあまりスマホを持つ手も震えていました。せっかく自分の番になったのに、また雨が降り出して中断しないかな、もう少し時間欲しいな、とか、そんなことが頭の中をひたすら回っています。

 

そして装具の最終確認が終わり、係員の手が離され、ついに空の旅がスタート。最初の3秒くらいはとにかく恐怖でした。聞こえるのはロープのきしむ音、風の音。そして足の下には、遠くて小さくなった人々。私の命はこのロープに託されていると言っても過言ではありません。

 

スタートから5秒くらいしてようやく周りの景色を落ち着いて見渡す余裕が出てきました。少し霞んではいるものの、海の向こうにある小さな島に夕日が当たってとても幻想的。そして雨の匂いと潮の匂いが混ざって流れてくるのがとても心地よかったです。

 

20秒くらいするとゴール地点が見えてきました。係員のお兄さん3人が手を振っています。そこからブレーキを掛けられて空の旅は終了です。正味30秒ほどでしょうか。飛んでいるときは長く感じたものの、あっという間の旅でした。

f:id:Kanna_Yuri:20190818145621j:plain

ゴール地点、ここから車で受付まで戻ります

ゴール地点は桟橋のようになっていて、その桟橋で雨合羽とグローブを脱いでかごに入れます。車道に出るとスカイサンライン専用のミニバンが待機していて、そのミニバンで受付の場所まで送ってもらいます。

 

仙遊島スカイサンライン、爽快な気分になれます。行き当たりばったりな流れで挑戦しましたが、普段は味わえないような爽快さに出会えたので、そんな行き当たりばったりも結果オーライです。

 

皆さんもぜひ、鳥のように仙遊島の空を滑空してみませんか?