寒いからこそ?国際市場でチメッ
釜山の台所、チャガルチ市場から歩いてすぐの所に国際市場があります。
国際市場は2014年に大ヒットした映画、「国際市場で逢いましょう」で有名な市場でもあります。
そんな国際市場に夕食を食べに来ました。狙いは、チキン。チキン(치킨)とビール(맥주)でチメッ(치맥)したかったんです。
国際市場には奥まったところにチキン通りがあり、さまざまなチキン屋さんが並んでいます。その中でも賑わっていて活気のあったこちらのお店に決定。クッチェトンダッ(直訳だと「国際鶏の丸焼き」でしょうか)。
入り口では男性2人が鶏を忙しそうに揚げていて、フロアでも2人ほどの男性が料理を運んでいます。店内は奥行きがあり、全てテーブル席。この日スカートだった私はテーブルがありがたかったです。そして入り口に近い4人掛けのテーブルに座りました。
メニューを見ると、定番メニューはフライドチキン(18,000ウォン)。ヤンニョムチキン(20,000ウォン)も捨てがたいし、カンプンチキン(20,000ウォン)も初耳メニューなので気になる。
お兄さんに「カンプンチキンは何ですか?」と尋ねたところ、少し考えた後、「美味しいです!(ニコッ)」。
ということで、ヤンニョムチキンとカンプンチキンの半々メニュー(20,000ウォン)にしました。(←どちらかというとお兄さんの笑顔が決め手だったのかもしれない)
待っている間にビールを注文。ビールは自分で冷蔵庫まで取りに行き、精算するときに瓶の本数を数えるとのこと。このおおらかなシステム好き。
そして大根の甘酢漬けをアテにビールを飲みながら待つこと5分。チキンが来ました!
凄いボリュームで、どこから写真を撮っても絵になります。
手前がヤンニョムチキン、奥がカンプンチキン。
ヤンニョムチキンは鶏の唐揚げに甘辛いヤンニョムだれが絡まったもの。このお店は八角の香りが強かったので、台湾料理のような雰囲気もありました。甘辛いタレを炭酸のシュワッで流す感覚がたまりません。ビールにヤンニョムの味は本当合いますね。
また、今回初挑戦のカンプンチキン(깐풍치킨)は、醤油だれに長ネギやニンニクが絡まっていて、中華料理の油淋鶏のようでした。長ネギがアクセントになって、飽きずに食べられます。お兄さんの言った通り、本当美味しい。こちらはご飯のおかずにしても美味しそうでした。
結局チキンは全部食べきれず、パックに詰めてお土産にして持って帰りました。
この日は冷たい雨が降っていましたが、熱くて美味しいチキンを食べてお店を出る頃には体はポカポカに。春夏秋冬、チキンはどの季節に食べても飽きないどころか、もっともっと食べたくなりました。