カンナユリのブログ

ラジオパーソナリティ、番組編集、BGMやジングルの制作もしているカンナユリです。『旅するK-POP』全国コミュニティFM各局から放送中。

東洋仏教の神秘を国立中央博物館で

地下鉄4号線、二村(イチョン)駅から歩いてすぐのところに韓国国内最大級、世界ではなんと6番目の大きさという博物館があります。それが国立中央博物館。ここは韓国の歴史を感じることができる文化財を多数所蔵しています。



中の吹き抜けも高い。開放感満点です。

1階の受付では荷物を預けることができ、日本語のガイド音声の入ったmp3プレイヤーなどをレンタルすることもできます。なお、入場には身分証が必要で、パスポートを見せた上に空港のような手荷物検査もありました。入場は無料です。



展示物は1階から3階まであり、1階には旧石器時代文化財が並んでいます。



カメラのフラッシュをつけない、三脚を立てない、の二つを守れば写真を撮るのはOKです。







こちらは新羅金冠。黄金に輝く冠に宝石がちりばめられています。照明は薄暗いのですが、金がわずかな照明を反射していて、多面的に光を放っていてとてもきれい。韓国時代劇にも登場するそうなので、今度歴史ドラマで王宮のシーンが出てきたときには要チェックです。







2階には様々な書画が展示されています。





3階は彫刻・工芸のフロアです。



こちらは国立中央博物館のメインともいえる文化財半跏思惟像(はんかしいぞう)。薄暗い別室に置かれています。とても神々しく、時間軸がねじれるような、そんな不思議な空気が漂っています。京都府右京区太秦広隆寺にある国宝の弥勒菩薩半跏像はこれと酷似していて、朝鮮から渡ったものではとも言われています。

右手で頬杖をつき、微かに微笑んだような表情が美しい。



吹き抜け部分には敬天寺十層石塔があります。とても高いので、写真はカメラをだいぶ引いた場所で撮りました。



建物自体は近代的でとてもきれいですが、流れている空気は古そのもの。そんな歴史時代劇の空気を感じに国立中央博物館に行ってみませんか?