木内酒造クラフトビール造り体験に行ってきました(2/3)
1/3からの続き
まず、モルトの計量からスタートしてきます。モルトは麦芽で、麦を発芽させることによって麦に含まれるデンプンやタンパク質を糖に分解するための酵素を生み出すのだとか!ただ麦であるだけではビールにならないんですね。
今回醸造する量は15ℓずつなので、モルトの量もホワイトエールがおよそ7㎏、ペールエールがおよそ8.5㎏とかなりの量。何回かに分けながら計量して袋に入れて、を繰り返しました。
次に計量したモルトを機械で破砕します。途中、機械が目詰まりしないようにかき回しながら破砕していきます。
破砕が終わったら、今度は釜に戻ります。
釜には前もってお湯が入っているので、そのお湯に先ほど破砕したモルトを投入します。
この時点で既に香ばしい香り。オートミールのような、ミロのような(?)美味しそうな香りです。
ここで釜の下に付いている蛇口をひねって釜にそーっと戻す、と言う作業を繰り返します。これで釜の中をゆっくり撹拌していきます。さらに、65度を超えない程度の温度に温めて保ちます。
これでだいぶ液体の中の糖分が高くなったはず。糖分が高くなったかどうかは試飲して確認します。
写真右がホワイトエール、左がペールエールのもとです。試飲してみると、ホワイトエールは酸味も甘味もほんのりある、ペールエールはコクも甘味もほんのりある、という感じ。既に甘くなっています!さっきまでただのモルトとお湯だけだったのに、こんなに甘くなるとは驚きです。
さらに糖化作業を進めていきます。加熱しながらかき混ぜて、また蛇口をひねって釜に戻す、の繰り返し。
糖化作業、第2段階が終了したところでお姉さんがヨウ素液を持ってきました。このヨウ素液を使って、釜の中のモルトとお湯にデンプンが残っていないか調べます。
3つ皿のあるうち、左がデンプンがある場合、右と真ん中がホワイトエールとペールエールにそれぞれヨウ素液を入れたものです。左はデンプンに反応して紫になり、右と真ん中はもう色が変わりません。デンプンは全て糖になったということで糖化作業終了です。ここまで来ると、理科実験のようなワクワク感でいっぱいに笑。
次に作った液体を隣の釜に移していきます。⇒3/3に続く